君の名は【新海誠作品】秒速5センチメートル・言の葉の庭 ネタバレと感想・評価
君の名は。で、さらに注目を集めることとなった新海誠監督ですが 、この記事では他の新海誠作品を紹介したいと思います。
「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」
目次
秒速5センチメートル あらすじ
秒速5センチメートルは、「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の3話に別れ、それぞれどの話も一人の少年を軸にして描かれる独立した連作短編アニメーションとなっています。
1.桜花抄
冒頭のシーン
遠い憧れのつまった図書館の本。神社の猫。カンブリア紀のハルキゲニアとオパビニア。二人だけに過ぎていく日々と、二人だけで広がっていく世界。東京の小学校に通う「遠野貴樹」と「篠原明里」は、親の転勤で引っ越しばかりの家庭環境も同じながら、引っ込み思案で体が小さく病気がちなところも同じだった。二人はやがて、お互い似たもの同士で、次第に意識しあうようになるが…。
貴樹が岩舟へ向かうシーン
遠野貴樹は、篠原明里が栃木へ転校後半年が過ぎた頃から手紙でやりとりするようになった。そして貴樹も鹿児島へ転校することになり、転校前に貴樹と明里は会うことに…
二人でお弁当を食べるシーン
そして…。
声の出演
2.コスモナウト
貴樹の種子島にある高校
種子島。夏。この島に暮らす高校三年生の「澄田花苗」の心を占めているのは、島の人間にとっては日常化したNASDA(宇宙開発事業団)のロケット打ち上げでも、ましてやなかなか決まらない進路のことでもなく、ひとりの少年の存在だ。中学二年の時に、東京から引っ越してきた「遠野貴樹」。こうして隣を歩き、話をしながらも彼方に感じられる、いちばん身近で遠い憧れ。鼓動が重くも早まるから、口調は早くも軽くもなる。視線が合わせられない分、視点はいつも彼の方を向いている。ずっと続けてきたサーフィンで思い通りボードに立てたなら、その時は胸のうちを伝えたい。乗りこなした波。乗り越えたい今。少しずつ涼しさを増しながら、島の夏が過ぎていく…。
二人での帰宅シーン
帰り道の途中、宇宙開発事業団のロケットを輸送するトレーラーが横切るが見慣れた光景に驚くこともない…
君の名は。に似たワンシーン
声の出演
3.秒速5センチメートル
東京に戻った貴樹…
遠野貴樹は高みを目指そうとしていたが、それが何の衝動に駆られてなのかはわからなかった。大人になった自らの自問自答を通じて、魂の彷徨を経験する貴樹だが…
電車で東京に向かう明里
婚約者らしき人物と生活が始まる明里。この時、貴樹の存在は初恋の思い出として明里の記憶に残っている…
朝の支度をする貴樹
声の出演
切ないストーリー
【感想】
ストーリー全体に、少しだけ切なさを感じる作品でした。1話から3話の中で徐々に大人に成るにつれ、その切なさが倍増していくように感じました。「桜花抄」の頃は笑顔があったり、色彩豊かな背景が多く描かれていて「秒速5センチメートル」に成ると、笑顔が少なくなり、背景の色彩も落ち着いた雰囲気になっていて、初恋から大人に成るまでの表情や空気感が細かく描かれていました。
評価 ★★★
◯貴樹の初恋から大人まで、細かく描かれていた。
◯美しい景色がより切なさを感じた。
◯切なくて良いストーリーだった。
一つだけ気になったのが、背景や景色が綺麗過ぎて人間や生物が浮いているように感じました。
予告編
秒速5センチメートル 主題歌
山崎まさよし「One More Time, One More Chance」
言の葉の庭 あらすじ
冒頭シーン
高校一年生の「タカオ」は靴職人を目指しており、アルバイトもする一方、こつこつと自分で靴を作っていた。雨の朝は学校をさぼって日本庭園で靴のスケッチを描きデザインを考えている。ある朝の日本庭園で、チョコを食べながら一人缶ビールを飲む謎めいた女性と出会う。女性は「ユキノ」と言った。その日から、約束はしていないものの雨の日の午前中に会うようになっていく二人。ユキノが自分の居場所を見失っていることを知り、タカオは彼女が歩きたくなるような靴を作りたいと思う。揺れ動く二人の心模様をよそに、梅雨はもうじき明けようとしていた…。
金麦を飲むユキノ
タカオが初めてユキノと出会うシーン。金麦を片手にチョコレートを食べるユキノを変わった奴だと思うタカオだが、ビールとチョコレートしか味を感じることができない…
タカオはどこかであった会ったような気がする…
謎めいた雰囲気がよく伝わってくる。
「お酒だけって、あんまり体に良くないですよっ」朝からビールを飲むユキノを気遣うタカオ。
足のサイズを測るタカオ
タカオが今作っている靴をユキノのための靴にしようと、ユキノの足を細かく測るタカオ…
梅雨明け
梅雨が明け、梅雨の間約束もすることなく沢山会って笑顔だった二人も、梅雨が明けたことで晴れの日が続き会うことが少なくなっていった…
生徒とユキノ先生
ユキノが自分の学校の古典の教師だと言うことを知ったタカオ。担当のクラスではなかったため気づかなかったようだ…
何も知らず。何も言ってくれず。学校をやめるユキノに苛立つタカオ…
終盤のシーン
真実をお互いの口から話すことができた時…
声の出演
感想 君の名は。より好き
私は、君の名は。よりも「言の葉の庭」の方が良いと思いました。君の名はとは違い現実的な表現で製作されているところで、良さを感じました。二人は年の差がありながらも雨の午前中だけ会えるという設定が、何だか不思議な良さがあり、晴れが続きなかなか会えないもどかしさが分かるような気がしました。
評価 ★★★★★
◯ストーリーや人物の設定がよかった。
◯現実的な表現の仕方がアニメでもリアルさがあった。
◯作品が全体的に緑色が多くより内容が引き立っているように感じた。
◯ユキノ先生の優しい声がとっても落ち着く。
予告編
言の葉の庭 主題歌
秦基博 「 Rain」
聖地巡礼
引用http://horidaychoco2nd.blogspot.jp/2014/06/blog-post.html
引用http://www2a.biglobe.ne.jp/marusan/phsinjyukugyoen1.html