新作を見る前に、もう一度見たくなるハリーポッター制作秘話 オススメ映画
目次
はじめに
ハリーポッターシリーズの中では、登場人物特有のアイテムや画面に映ることのない部分まで、細かく魔法界の世界が忠実に再現されています。
また、ただ再現されているだけでなく、どのように動かせば魔法を使っている様に見せることができるのか、一つ一つのアイテムに工夫が施されています。
一見、CGを使っているんでしょ?と思っているシーンが実は「特殊効果」のみで撮影されているシーンも存在します。
◯小道具が出来上がるまでの過程を下の記事↓で解説しています。ご覧下さい。
気づかない。魔法薬瓶の工夫
引用http://spring-gl.co.jp/yukki/2016/06/10/post-2434/
魔法薬学の授業シーン。
ハリーポッターシリーズの中で、魔法薬の教室やスネイプ先生の部屋で度々目にする多くの「魔法薬瓶」。壁や棚に多くの瓶が用意されているのがわかります。
この一つ一つにも工夫が施されています。
ハリーポッターと賢者の石で、セブルス・スネイプ教授の教室に最初に置いてあった500本の瓶には、乾燥したハーブなどの植物や、精肉店で入手した骨をオーブンで焼いたもの、ロンドン動物園のギフトショップで入手したプラスチック製の動物のおもちゃなどが入っています。
瓶にはグラフィックデザインチームが制作したラベルが貼ってあります。
ラベルは一つ一つ文字を手書きして手作業 で制作され、通し番号や原材料の一覧、染み液体がはねた跡も再現されています。
ハリーポッターと秘密の部屋でスネイプに研究室が与えられると瓶の数は増え、ハリーポッターと炎のゴブレットでは、スネイプ専用の倉庫を見ることができます。ハリーポッターと謎のプリンスでスラグホーン教授が魔法薬学教師の職を引き継いで広い教室に移動する頃には、瓶の数が1000本を超えていたそう…。
引用http://yaplog.jp/sinamonn/archive/744
瓶は、試験官を素材に、形の異なるふたや底を付けて魅了的なデザインに。
魔法薬フェリックス・フェリシス用には特別にデザインした瓶を作成し、専用の小さな釜と、瓶を挟んで固定する精巧な器具も制作されました。
出演者の間では…
登場人物が魔法薬を実際に飲む時に瓶の中に入っていたのは、なんとスープです。ニンジンとコリアンダーの風味が出演者の間では人気だったそうです。
あまり知られていないシステム 寮の得点を示す砂時計
引用http://aki0930.blog.fc2.com/blog-entry-125.html
大広間の教授席右手には、砂時計のような大きな円筒が4本取り付けてあり、「スリザリン」「レイブンクロー」「グリフィンドール」「ハッフルパフ」の順に寮を示しています。
中には、「エメラルド」「サファイア」「ルビー」「ダイアモンド」の宝石が入っていて、各寮の生徒の得点や減点に応じて砂時計が宝石を下に落としたり上に戻したり操作しています。
実際には、宝石の代わりに膨大な量のガラスビーズを詰めイギリス全体でガラスビーズが不足したほどの量だったようで、驚きです…。
そうだったのか。 チェスの駒
引用http://loverofcinema.seesaa.net/article/376796015.html
ハリーポッターと賢者の石で登場する魔法つかいのチェス。
大きな駒がチェス盤の上で移動しながら敵の駒を破壊していきます。
実は、「どんな動作も、デジタル効果ではなく特殊効果を優先する」という監督の方針だったので、特殊効果部と小道具部は32個のチェスの駒の実物大模型が粘土で作られ、用途によって様々なタイプが作られました。
小道具部ではそれぞれの駒に装備する、剣、こん棒、杖、鎧などが制作されました。
さらに駒は、無線で動かせるように装置が取り付けられました。これで前後左右に動かすことは可能になりました。しかし、映画のシーンでは駒自体が敵を破壊するために動き出します。実物大模型には、関節が無いためCGで制作されました。
◯映画を見ると、模型とCGの差が全くわかりません。当時のCGレベルの高さが伺えます。
また、チェスのシーンでは攻撃されたチェスの駒が爆発するので、ハリー、ロン、ハーマイオニーの子役(当時)たちに、飛び散る破片で怪我をしないようにすることが大きな課題となったようです。
爆薬などは使わず、圧縮空気装置で厳密に制御したり、CGで塵や残骸をつけたしたりして課題をクリアしたそうです。
工夫された賢者の石
引用http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20130625/1050320/?SS=expand-life&FD=-1762728580
ハリーポッターシリーズで最初の重要なアイテムだった「賢者の石」
イメージはルビーの原石とされ、石はプサスチックで制作されました。出来栄えは、ルビーの原石というより大きなキャンディーに近かったそうで、撮影する際にカメラの上に炎を置きその揺らぐ光の反射で、石のきらめきが表現されました。
最後に
いかがでしたでしょうか?ハリーポッター作品では、見えないところまで丁寧に制作されています。
このことを知った上でもう一度見てみると新たな発見があるかと思います!
最後までご覧いただきありがとうございました。